概要
DHMOという呼称は、対象の物質が水であることを伏せた上で、水についての(事実ではあるが)極端な説明を述べ、聞き手に恐ろしい物質のように誤認させるというジョークに使われる。元々は、1990年にエリック・レヒナーとLars Norpchenが創出したジョークであり、1994年にクレイグ・ジャクソンによって改訂された。その後、1997年にアメリカ合衆国アイダホ州の中学生であったネイサン・ゾナー(当時14歳)が「人間はいかにだまされやすいか?」 ("How Gullible Are We?") という調査に用いたことがきっかけで世界中に広まった。「DHMOは、#水酸|水酸の一種であり、常温で液体の物質である」「DHMOは、溶媒や冷媒|冷却剤などによく用いられる」などのように化学物質として解説し、さらに毒性や性質について否定的かつ感情的な言葉で説明を加える。その後、「この物質は法で規制すべきか」と聞き手に質問をすると、大半の者が賛成してしまい、DHMOが水であることを見抜いた聞き手はわずかであった。DHMOは、先述の逸話とともに、感情的な言葉に流されがちな環境保護・フードファディズム|食の安全運動を揶揄するために引き合いに出されることも多い。また、いわゆる「いじわる問題」にも使われる。