歴史
紀元前250年にすでにローマの文献に見られるように古代オリエントでは秘石として、あるいはパワーストーンとして使用されていた。オパールにはその豊かな特性が織り成す多くの伝説が語りつがれてきた。とくに特筆すべきは病いを癒す効果と未来を予見する能力を与えてくれるというものである。ヨーロッパ中世においてはOFTALMIOS、すなわち眼病療法の異名をとり視力回復のパワーストーンとして知られるようになった。そしてオパールを所持する者は洞察力のある深い知識を有する人としてたたえられたといわれている。大プリニウスは、『博物誌]』第37巻で、オパールについて言及している。宮沢賢治は、彼の作品『貝の火』、『楢の木大学士の野宿』でオパールを取り上げて、その輝きについて描写している。