層間化合物
黒鉛層間の空隙に電子供与体あるいは電子受容体元素が侵入(インターカレーション)した層間化合物(そうかんかごうぶつ、intercalational compound)が知られており、これは成層化合物(せいそうかごうぶつ、lamellar compound)とも呼ばれる。1926年に最初の層間化合物KC
8が発見され、KC
24、KC
36なども知られている。他には黒鉛と、アルカリ金属元素、Br
2、金属酸化物、典型元素の酸化物や硫化物とから形成される層間化合物も知られている。KC
8は300℃で黒鉛にカリウム蒸気を作用させて製造し、外見はブロンズ色をしている。黒鉛に比してKC
8の方が金属的性質が強く、これは還元試薬としても利用されている。LiC
6はリチウムイオン電池の負極として用いられている。