用途
ステンレス鋼は錆を防ぐためのめっきや塗装をしなくても済み、屋外や湿気のある場所、化学薬品を扱う機械器具 (13Cr)、厨房設備 (18Cr/18Cr-8Ni) で用いられる。また、構造物や鉄道車両の外面、部品に用いられる (18Cr-8Ni)。マルテンサイト系ステンレスは焼き入れを行うことができるため、その硬度を利用して包丁などの刃物鋼として多用される。チタンは刃物として使用できるほどの硬度を備えるが、加工が難しく価格も高くなるために、ステンレス鋼に比べれば利用は少ない。近年は、電磁調理器対応用の、ステンレス鋼でできた鍋ややかんが多く販売されているが、その多くは普通鋼やSUS430等の磁性を持つ鋼板の両側に非磁性だが耐食性に優れたSUS304を2枚サンドウィッチ状に接合させた3層鋼板で製造されている。基本的な製造方法は普通鋼と同じだが、ステンレス鋼は普通鋼より強度が高いため、製鉄所#圧延|冷間圧延時には専用の圧延機を用いる(一部例外あり -#表面仕上げ|表面仕上げを参照)。