産出
金とともに、中世ヨーロッパでは新大陸発見までの慢性的な不足品であって、そのため高価でもあった。この時代の日本は東アジア随一の金、銀、銅の採掘地域であり、中国への輸出も行っていた。これらの金属は日本の貿易品として有用だったので、銀山は鎌倉幕府以前から江戸の鎖国終了からしばらく、明治に至っても国が直轄する場合が多かった。中でも島根県大田市の石見銀山は有名。その後、日本の銀山は資源枯渇のため、世界の銀産出地から日本の名前は消えた。、ポトシ鉱山や石見銀山の銀が大量にヨーロッパに流入するまで、。銀を鉱石から取り出すには金よりも手間が掛かったためである。新大陸発見後は、ペルーなどで大量採掘された銀が世界中に流れることになった。これが原因で、銀の価値が暴落。ヨーロッパの物価は2〜3倍のインフレーションに陥った(価格革命)。しかしながらいまだに銀は高価な金属であって、その光沢とともに、人々に愛好されている。
銀鉱石
銀鉱石を構成する鉱石鉱物には、次のようなものがある。
自然銀 - Ag
針銀鉱(輝銀鉱) - Ag2S
濃紅銀鉱(火閃銀鉱、淡紅銀鉱) - Ag3SbS3
角銀鉱 - AgCl