生産地
結城紬の生産割合は栃木県6に対し茨城県4である。栃木県側では小山市から下野市付近まで、茨城県側は結城市周辺(筑西市・下妻市など)が生産範囲である。小山ものを「結城」と呼ぶのには抵抗がある市民もいるが、もともと小山氏とその傍系である結城氏が支配した歴史を持つ地域のため、産地の者は違和感は覚えないという。元々この地方では養蚕が盛んであって、農閑期に副業として紬が作られたのが創始とされている。かつて鬼怒川は「絹川」と呼ばれており、生産中心集落の一つである小森は「蚕守」と表記された時代もあるなど、結城地方では養蚕にまつわる地名が多く見られた。