性質
硫酸カルシウム(無水物)は、融点1450°Cの無色の結晶で水にほとんど不溶。比重2.96。カルシウム塩水溶液と硫酸塩水溶液との複分解により、66°C以下では無水和物、それ以上では2水和物CaSO
4・2H
2Oが得られる。また、水酸化カルシウムと硫酸の中和によっても得られる(沈殿)。:
天然には硫酸カルシウムの1/2水和物がバサニ石(CaSO
4・0.5H
2O)、2水和物が石膏(CaSO
4・2H
2O)、無水物が硬石膏(CaSO
4)として産する。これら硫酸カルシウムの各水和物および無水物を一纏めに「石膏」という場合もあるので注意を要する。化学石こう(合成品、2水和物相当)の2004年度日本国内生産量は5,864,884t、工業消費量は142,098tである。