半水石膏(バサニ石)
硫酸カルシウム・1/2水和物(CaSO
4・1/2H
2O)を半水石膏または焼石膏という。天然物は、バサニ石(bassanite)といい土壌中及び溶岩内から発見されている
[Bassanite(mindat.org)][Bassanite Mineral Data(webmineral.com)]。半水石膏は、水と化学反応し二水石膏に変化する。骨折時の治療用具としてのギプス、型取り用の石膏は、粉末状の半水石膏を水と反応させ、二水石膏(単に「石膏」ともいう)として硬化させたものである。日本薬局方では「焼石膏」として記載されている。豆腐の凝固剤としても用いられており、中華人民共和国南部や台湾などでは「豆腐花」など、日本では絹ごし豆腐といった柔らかい豆腐の製造に適する。これは溶解してイオン化し、塩析効果を発揮する速度が苦汁よりも遅いため、濃厚な豆乳の全体を均質に凝固させやすいからである。