シートの製造方法
段ボールはコルゲータ(コルゲートマシン)を通して製造される。コルゲータはシングルフェーサ・ダブルバッカー・カッターによって構成される。また、ライナーと中芯を接着するための製糊装置、さらに糊を溶かすための熱を発生させるためにボイラが必要である。完成された段ボールは、プリスロ(プリンタースロッタ)によって印刷され、グルアまたはステッチャによって段ボール箱へと加工されてゆく。箱の形状によってはダイカッタによって型抜きして加工される。
段ボール原紙
段ボール原紙はライナーと中芯に大別される。両方とも最初はロール紙の形をとっており、それをコルゲータにかけることによって両者を貼り合わせ、段ボールとなる。
ライナー
ライナー(Liner)とは段ボールの外側を形成する紙のことをいう。ライナーは多層抄きの板紙で、通常4層抄きである。
原料は主に古紙・クラフトパルプを用いるが、日本ではもっぱら古紙を使用することが多い。主にK7・K6・K5・C6・C5・D4の種類があり、K7が最も硬く、D4が最も柔らかい。なお、C6は需要が少ないため使用されなくなりつつある。また、表面に漂白パルプを流したもの、撥水・耐水原紙、赤、白、黄色、木目調などの色ライナー、プレプリント原紙など多種多様である。米坪は120gsmから469gsm程度まで幅広い(輸入原紙を含む)。K7等の表記に関しては段ボール業界の慣習的表記であり、正式な包装設計図面等にはK280またはK280gと表記されることが多い。Kライナー(クラフトライナー)には各種グレードが存在し、原紙単位の数量の発注が可能であれば、グレード及びgsm単位で原紙を指定して製紙会社にライナー・中芯原紙を抄造してもらうことも可能である(色ライナー、プレプリントも可)。また、D4の下のグレードとして、中芯原紙を段ボールシートの表裏に貼合する場合がある。通常、撥水・耐水原紙を使用する場合、ライナーに限らず中芯及び貼合用糊、グルア用糊も撥水・耐水用を使用する。
中芯
中芯とは段ボールの内側、つまり波状部分を形成する紙である。中芯は多層抄きの板紙で、通常4層抄きである。原料は主に古紙を使用する。
V20・V19・V18・V16・S18・S16・S14・S13・S12の種類があり、V20が最も硬くS12が最も柔らかい。なお、Vと付く種類の紙は薬品を使用してより強度が上げられている強化芯である。ライナーほど種類は多くないが耐水性を向上させたものなどがある。S16等の表記もまたライナー表記と同様に業界の慣習的表記であり、それぞれの企業によって異なる。例えば、強化芯180gsmの場合V18・HP18・P18・HP8・P8等表記し、各企業によってまちまちである。